大会長挨拶

JRC2020のメインテーマは「一寸の光陰」と“The power of Imaging”です。私なりにこのテーマから想像を膨らませてみました。「一寸の光陰」をX線写真と捉え、それはレントゲン博士が発見したX線の基本的な現象と医療応用を示していると考えました。そこで、日本医学物理学会(JSMP)の1つ目のトピックとして、基本原理に立ち返り、放射線医学における基幹技術の原理と臨床応用に関係するシンポジウム、教育講演などを検討しています。

また、“The power of Imaging”では、Imagingから抽出される情報のpowerを意味し、それは人工知能(AI)、定量イメージングバイオマーカー(QIB)、レディオミクス(RO)などの様々な最先端技術のpowerと考えています。そこで、二つ目のトピックとして、AI、QIB、ROを比較検討するシンポジウムや関連する特別講演などを企画しています。

さらに、国際的に活躍している研究者の特別講演をはじめ、女性研究者、若手研究者、留学生にもスポットをあて、多様性のあるJSMP119大会を目指し、実行委員会一丸となって準備を進めております。

皆様、ぜひJRC 2020@横浜、第119回JSMP(2020年4月9日[木]~12日「日])へご来場ください。そして、新たな時代の、日本医学物理学会のpowerを感じてください。

2020年春、皆様とともに“The power of JRC”を感じることができるよう実行委員一同横浜でお待ちしています。

第119回日本医学物理学会学術大会 大会長 有村秀孝
有村秀孝