本文へスキップ

ICRP Publication


レポート名 概要
Publication 139 2018
Occupational Radiological Protection in Interventional Procedures
血管造影実施時の放射線職業被ばく防護
ICRP Publication 117と120では医師及び他の医療従事者に血管造影中患者及び自身の防護装置について実践的なアドバイスを提供した。
このpublicationはそれに加えて特定な議題、たとえばエプロン着用時線量計の読み値から実効線量の評価、レンズの被ばく評価、職業被ばくが異常に高いか低い(線量計着用されてない可能性)の時の血管造影手法の監査などへの対処にも記載されている。
Publication 138 2018
Ethical Foundations of the System of Radiological Protection
ICRPは、放射線防護は科学だけではなく倫理の問題でもあると長い間認識してきたにもかかわらず、放射線防護の倫理に関する説明は滅多にしなかった。
Publication 138は委員会が放射線防護システムをどれほど倫理的価値意図的にまたは間接的に取り入れているかを提示する。
そうすることによって、委員会が出版したPublication 103(2007年勧告)で強調している放射線防護システムの目標に達成するための価値判断に明確にすることに役立つ。
Publication 135 2017
Diagnostic Reference Levels in Medical Imaging 
医用画像の診断参考レベル診断参考レベルはすでに患者を放射線による被ばくから防護の最適化への有用性が証明されてきた。
一方、時間経過とともに追加のアドバイスが必要になった。
たとえば、DRL値の決定、再評価と更新のため適切の期間などの情報です。
このpublicationは診断参考レベルに関する定義、情報を網羅しています。
Publication 129 2015
Radiological Protection in Cone Beam Computed Tomography (CBCT)
Publication 87と02は、それぞれCTとmulti-detector CTにおける患者線量管理を扱ったが、CBCTの新しい適用および関連する放射線防護の問題は、従来のCTのものとは大きく異なる。
CBCTにおける放射線防護に関する指針を提供するのがこのPublicationの目的であり、内容には放射線量管理に関する勧告、放射線防護、訓練、および品質保証の原則などを網羅しています。
Publication 127 Radiological Protection in Ion Beam Radiotherapy
イオンビーム放射線治療はすべての医療装置と同じ、正当化が大前提である。二次粒子による照射野外の線量は避けられないので、患者の放射線防護の観点から考慮すべきである。
また、粒子線施設で働く医療従事者への放射線防護にも特別に注目すべき。
治療用の設備や治療室の空気は粒子線や二次粒子に活性化されるので、適切な管理が必要である。
基本的に従来の光子線治療での職業被ばくの規制を適用できるが、粒子線の場合は患者の正常組織への線量とスタッフへの被ばくを最小限にするために、適切トレーニングを受けたスタッフと品質管理プログラムなどが必要だ。
Publication 121 Radiological Protection in Paediatric Diagnostic and Interventional Radiology
同じ線量を被ばくされた成人に比べ、小児患者は二次発がんのリスクが高い。
このpublicationは臨床医や臨床のスタッフが小児の診断造影やIVRなどを行う際放射線防護の指針を提供することが目的である。
新しい造影設備を購入した際、小児用に特別に線量低減する機能が付くかどうかの考慮が必要だ。
また、小児の場合、患者の体型(体重)分布の幅が広いので、パラメーターの最適化が特に注意を払う必要がある。
このpublicationは手順の標準化に役に立つ、そして最終的に患者へのベネフィット促進につながる。