2020年08月25日
放射線防護の一般的な事柄から,医療放射線防護の実践的項目に至る内容を詳しく紹介
編著 | 遠藤真広 他 |
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監修 | 日本医学物理学会 |
- B5判 本文270ページ(口絵18ページ)
- ISBN978-4-902590-91-3
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本書の内容
現代の医療において、放射線の利用はなくてはならないものになっています。計算機技術及びネットワーク技術の目覚ましい進展に伴い、放射線診療技術は非常に高度化・複雑化してきました。また、医療画像取得では、ほとんどがディジタル化され、高精度の診断及び治療が可能になっていきています。また、放射線治療では、患部への正確な照射をしつつ、他の正常組織には被ばくを抑えることのできる技術が実用化され、普及してきました。しかしながら、放射線診療における患者の医療被ばくは、我が国では全ての被ばくの中で、最大の被ばく源です。また、世界的に見ても、医療放射線の利用は拡大してきており、医療放射線の防護は、放射線防護上の重要課題の一つになっています。
医学物理学の分野でも、放射線防護は重要な柱の一つと言えます。国際原子力機関(IAEA)の国際基本安全基準(BSS)では、医学物理士の役割が多くの項目で明記されており、医療放射線防護における重要な職種として位置付けられています。
本書は、放射線防護の一般的な事柄から、医療放射線防護の実践的項目に至る内容を、詳しく紹介しています。
目次
- 第1章
放射線防護の歴史 - 第2章
防護関連組織・機関 - 第3章
放射線の線源と利用 - 第4章
放射線の生物影響・リスク - 第5章
放射線防護体系 - 第6章
放射線防護・管理実務 - 第7章
医療放射線防護・管理 - 第8章
医療被ばく防護の現状と今後 - 第9章
非電離放射線の防護 - 付録
DRLs2020 について
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